旧石器ハテナ館はいろんな時代の土器がみれる、つくれる


相模原市は約2万年前(旧石器時代)の遺跡がみつかっていて、国内の住居状の遺跡中では最古のものになる。遺跡の発掘調査で得られた資料を展示しているのが旧石器ハテナ館です。

旧石器ハテナ館マップ

マップ

屋内展示(田名向原遺跡旧石器時代学習館、通称 旧石器ハテナ館)と屋外展示(田名向原遺跡公園)があり、それぞれが道路を挟んだ向かいにあるので、2つを行き来する時は気をつけて道路を横断しよう。

屋内展示

入り口で旧石器ハテナ館のキャラクター達がお出迎えしてくれる。

館内は基本撮影禁止。受付に問い合わせたところ、個人利用の範囲内なら撮影しても良いとのこと。SNSには載せちゃダメ。

館内は田名向原遺跡で出土した石器や黒曜石、縄文土器が多数展示。

旧石器時代の人々は主に木の実の採集や狩り等の生活で、定住はしていなかったことから、生活跡の残っている住居状の遺跡は非常に珍しく、遺跡が相模川沿いに存在していることから、川の魚を捕獲し、加工していた工場だったと考えられているようです。

さらに、石器や黒曜石が多数出土したことから、石器の加工場としても利用されていたと考えられているようです。黒曜石の産地は長野を主として伊豆などの地方原産が混じっており、その他の地域と交易をしていたことが示唆されています。

二万年前から人が住んでいる相模原市、住みやすさは先人のお墨付き。

屋外展示

案内図はことごとく全てひび割れている…
これはこれで、旧石器っぽくて味があるような。

目の前に見える小高い丘のようなものが古墳(復元)になる。上に登るのは禁止。

住居跡(復元)
中には入れない

縄文時代によくみられる竪穴住居の復元

手前にうつっているクリの木にはイガグリがなっている。イガイガを踏むと痛いので、足元&頭上に注意!

竪穴住居の中

炉が中心にあって、そこそこ広い。
特に柵などはなく中も覗けるけど、中が暗くて怖いので入れなかった。


感想

屋内展示は非常に空いている。日曜午後でも最初から最後まで他に来訪者は来なかった。土器が大量にみれて、復元模型等も凝っているので楽しかった。こどもが楽しめるかは不明。定期的に参加型のイベントをやっているのでそちらは楽しめるかも。
屋外展示場はほぼ公園なので、犬の散歩やジョギングを楽しむ近所の方が訪れていました。


史跡田名向原遺跡旧石器時代学習館

  • 入館料  無料
  • 開館時間  9時00分~18時00分